クラゲ初心者にミズクラゲ飼育がおすすめな理由

自宅で飼育するのに適したクラゲには3つの条件があり、ミズクラゲはいずれの条件も満たしていることを別記事にてお伝えしました。

ミズクラゲがなぜ初心者が飼育するのに適しているか、その生態と合わせて詳しく解説していきます。

ミズクラゲの大きさ

自然下では傘の直径が最大30cmになりますが、飼育下ではそこまで大きくするのは難しく、だいたい10~15cmほどの個体が流通しています。

それくらいの大きさですと幅45~60cmの水槽で2~3匹ほど飼育できます。自宅に置ける水槽で十分に鑑賞が楽しめるサイズです。

またミズクラゲは触手や口腕がそれほど長く伸びないのでクラゲ同士が絡まったりしません。

ミズクラゲのエサ

自然では海中にただようプランクトンを食べています。ミズクラゲを飼育するにあたっても天然のプランクトンを与えるのが理想です。

しかしエサやりは基本的に毎日のことなので、天然のプランクトンを取り寄せたり自身で採集に行くのはあまり現実的ではありません。

ではどのようにエサを確保するかというと、市販のブラインシュリンプ卵を利用します。

ブラインシュリンプ(正確にはアルテミア)とは海外の塩湖などに生息する小型の甲殻類で、乾燥した耐久卵を塩水につけると24時間で幼生を孵化させることができる性質から、アクアリウムや水産業の現場で稚魚の飼料生物として広く利用されている生き物です。

ミズクラゲのエサとしてもブラインシュリンプの幼生は有効です。ブラインシュリンプを利用することで天然のプランクトンを手配するよりはるかに手軽にエサを用意することができます。

ただしブラインシュリンプの孵化にも多少の手間はかかります。

ミズクラゲの良いところは、ブラインシュリンプの用意も負担に思われる方にはその代用品も利用できるところです。

クラゲラボではエサの負担軽減のために粉末飼料を与えることを提案しています。

ミズクラゲ飼育に適した水温

ミズクラゲの良いところは室温で飼えるとこです。適温は15~25度と言われていますが、厳密にその水温を維持する必要はなく、人間が心地よく過ごせる環境であれば大丈夫です。

暑いよりは寒い方が耐性があるので、寒冷地や屋外でない限り保温の必要はありません。夏場は経験上30度を超える室温でも飼育したことはありますが、なるべく涼しくした方が良いでしょう。

夏場は軽くエアコンのきいたお部屋か、風通しのよい場所がおすすめです。

このようにミズクラゲはその性質を理解していれば自宅で気軽に飼育できるクラゲです。

ぜひミズクラゲの飼育にチャレンジしていただき、ミズクラゲとともに素敵なおうち時間を過ごしてください。



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