基本的なミズクラゲの飼い方

基本的なミズクラゲの飼い方

ここではミズクラゲを飼うために必要な設備と道具、日々の世話について簡単に解説したいと思います。

ミズクラゲ飼育に必要な設備と道具

ミズクラゲ飼育に必要な設備と道具とは(1)クラゲ専用水槽と(2)人工海水です。

クラゲ専用水槽

クラゲ専用水槽とはどのような水槽か。その前に金魚や熱帯魚用の普通の水槽とはどのような仕組みになっているのでしょうか。

普通の水槽には生き物の排泄物をろ過・分解するろ過設備が付属されています。

ろ過設備に飼育水を送り込むためのポンプも付属しています。

この普通の水槽にクラゲを入れるとどうなるか。クラゲは自力で流れに逆らって遊泳することができません。

すぐにポンプに吸い込まれて傷ついてしまいます。

クラゲ専用水槽とは、ポンプにクラゲが吸い込まれることなく水を循環させる仕組みをそなえた水槽です。

クラゲラボではクラゲ専用水槽と必要な道具を１セットにしたクラゲ飼育スターターセットをご用意しております。

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人工海水

ミズクラゲは海の生き物なので、人工海水が必要です。

海水にはナトリウムだけでなくマグネシウムやカルシウムなどもふくまれています。

人工海水とは、組成を人工的に海水に近づけた粉末を水道水に溶かして作ったものです。

海水の塩分濃度は３．４％なので、９６ｍｌの水に３４ｇの人工海水の素を混ぜて１リットルの人工海水を作ります。

清潔な天然の海水が手に入る環境であればその方がよいです。

天然の海水には人工海水では再現しきれない微量な元素が含まれています。

人工海水より天然の海水の方がミズクラゲの調子はよいです。

ミズクラゲ飼育に必要な日々の世話

ミズクラゲを飼育するにあたってしてほしい世話とは、(1)エサやりと(2)水換えです。

エサやり

ミズクラゲのエサやりは基本的に毎日します。ミズクラゲは自然界では水中に漂うプランクトンをエサにしています。

しかし天然のプランクトンを毎日用意することは難しいので、天然のプランクトンの代わりにブラインシュリンプの幼生をエサとして用います。

ブラインシュリンプとは世界各地の塩湖に生息している小型の甲殻類で、その卵が市販されており、条件を整えればいつでも幼生が得られるため、水生生物のエサとして広く利用されています。

ブラインシュリンプについて詳しくはコチラ→【ブラインシュリンプについて】

ブラインシュリンプの幼生をミズクラゲのエサとして利用するには、ミズクラゲを飼育する水槽とは別に、ブラインシュリンプを孵化させるための容器が必要です。

ブラインシュリンプを孵化させる容器としてオススメなのはハッチャー２４です。

別の容器でブラインシュリンプを孵化させたら、そこから幼生を取り出し、ミズクラゲに与えます。

ハッチャー２４の使い方はコチラ→【ハッチャー２４を使ったブラインシュリンプの孵化方法】

ブラインシュリンプの幼生の代替として粉末状の飼料をエサにすることもできます。

ただし、粉末飼料よりブラインシュリンプの方が安定して育成できます。

水槽の水換え

水槽の設備によりますが、飼育水はエサの残りやクラゲの排泄物で次第に汚れていきます。

そのため定期的な水換えが必要となります。はじめは試薬で水質を日々チェックして、基準値から外れてきたら換水するようにします。

慣れてきたら汚れてくるタイミングを把握して換水するようにしてください。

人工海水でミズクラゲを飼うときに注意してほしいのは、必ず十分に溶け切った人工海水にクラゲを入れてください。

人工海水の素の粉末が水中に残った状態でミズクラゲを入れてしまうと、ミズクラゲが溶けてしまうことがあります。

新しく水槽を立ち上げるときには、ミズクラゲを入れる前に人工海水を満たした水槽を一晩運転させてください。

水換えのときに新しい人工海水を投入するときには、水換えの前日に人工海水を用意して、十分になじませた人工海水を使用してください。

オススメはクラゲラボのクラゲ飼育スターターセットです。

これまで基本的なミズクラゲの飼い方を説明してきましたが、これを読んだら多くの方がクラゲ飼育をあきらめてしまうのではないでしょうか。

「やることが多くてとてもできそうにない。」と思われるのではないでしょうか。

日々の世話も慣れてくれば簡単ですが、はじめはとても面倒に思えるかもしれません。

そこでクラゲラボとして提案したいのは、「まずは簡易的な方法でクラゲ飼育に慣れることから始めませんか？」ということです。

クラゲ飼育はほとんどの方が初めてです。わからないことだらけの中ですべてを完璧にしようとすると大変です。

クラゲラボで提案している「クラゲ飼育スターターセットを使ったミズクラゲの飼い方」では一番手間のかかる作業である「ブラインシュリンプの孵化」をしないで、粉末飼料をエサにする方法を解説しています。

たしかに粉末飼料より生きたブラインシュリンプを与えた方が安定して飼育できます。

しかし作業に追われてしまい、ゆったりとした気持ちでミズクラゲを眺めることができなければ意味がありません。

まずは自宅にミズクラゲのいる生活を楽しんでもらい、それからもっと状態良く長期で飼育したいと思えたならブラインシュリンプの孵化に挑戦してみてはいかがでしょうか。

クラゲラボでは扱いやすいクラゲ専用水槽と粉末エサ・人工海水の素などミズクラゲを飼育するために必要な設備と用具を１セットにした、クラゲ飼育スターターセットをご用意しました。

これさえあればすぐにミズクラゲの飼育が始められます。自分で必要な物を調べてそれぞれ注文する必要はありません。

ぜひクラゲラボのクラゲ飼育スターターセットでミズクラゲの飼育を始めてください。

詳しくはコチラ→【クラゲ飼育スターターセットのご案内】