クラゲラボではブラインシュリンプを孵化させる容器としてハッチャー24をおすすめしています。
ここではハッチャー24の使い方を解説します。
ハッチャー24のセッティング
スタンドに本体容器をセットします。
付属のスプーン(大)で食塩を1杯計り、本体容器に入れます。
スプーン(小)で軽く1杯ブラインシュリンプの卵をすくい、本体容器に入れます。
本体容器の背面にあるラインまで水道水を注ぎます。
フタとエアーパイプを容器にセットし、チューブをエアポンプにつないでエアレーションを開始したらセッティングは終了です。
暖かい季節なら1日、寒い季節なら2日で幼生が孵化します。
なるべく明るい所か、スタンド照明で容器を照らしておくと孵化率が上がります。
ハッチャー24でのブラインシュリンプ幼生の収穫方法
セットして1日から2日経つと容器の中で幼生が孵化しているはずです。
まずエアレーションを止めてフタとエアストーンを取り出します。
エアレーションを止めると細かく動くブラインシュリンプの幼生が確認できます。
幼生の姿が確認できないかあまりに少ない場合はその孵化は失敗なので、孵化条件を見直して再度セッティングしなおしてください。
数分放置すると卵の抜け殻や孵化しなかった卵などは表層に浮上するか、底に沈んでいます。容器の中層に元気な幼生がいます。
卵の抜け殻や孵化しなかった卵はエサとして不要なので、なるべくこの幼生のみを取り出したいところです。
幼生のみを取り出すときに便利なのが、孵化させるときに使っていたエアーパイプです。
先端のストーンを取り外して、ストロー状のエアーパイプとエアチューブのみの状態にします。
そしてエアーパイプの先端を幼生のいる容器の中層にもっていき、反対側のエアチューブから空気を口で少し吸い出します。
少し吸ったら直ぐに口を離して吸い込まないようにします。するとサイフォンの原理であとは自然に流れ出ます。流れ出る先には別の容器を準備して幼生を受けます。
ブラインシュリンプを孵化させた塩水は汚れているので、そのまま飼育水槽には入れず、一度メッシュカップに幼生を移して水道水で洗ってから与えます。
メッシュカップはブラインシュリンプの幼生を受けられる細かいプランクトンネットです。
メッシュカップからスポイトで幼生を吸い出してミズクラゲに与えます。
ブラインシュリンプの孵化が終わったハッチャー24はよく洗ってから、次の孵化のセッティングをします。
洗わずに使い続けると蓄積した汚れから雑菌が繁殖して、孵化の妨げになります。
クラゲ飼育スターターセットがオススメです
ミズクラゲのエサのために毎日ブラインシュリンプを孵化させるのは正直かなり重労働になります。
そこでクラゲラボではまずは粉末のエサで「クラゲ飼育スターターセット」を使ってミズクラゲの飼育を始めることを提案しています。
初めから作業に追われるのではなく、まずはクラゲがお家にいる生活を楽しむことから始めてみてはいかがでしょうか。
その後、もう少し長期飼育に挑戦したいとか、ミズクラゲ飼育をステップアップしたいと思ったら、ブラインシュリンプを用意してミズクラゲを飼育してみてください。
ミズクラゲを飼育したくなったらコチラ→【クラゲ飼育スターターセットを使ったミズクラゲの飼い方】
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