ミズクラゲの生活史で説明したように、浮遊生活する姿は一生のうちの一時期のみです。
浮遊生活しているクラゲには寿命がありますが、付着生活しているポリプはほぼ永遠といえるほど何年も生き続けます。
植物に例えるなら、ポリプが葉や茎や根などの本体で、クラゲは花のようです。
自分の子孫を遠くまで拡散させるために花だけが本体から飛び立ち、旅に出たように感じます。
ミズクラゲをポリプから増やして発生させてみると、その繁殖力の強さに驚きます。
1つのポリプからでも倍々ゲームで子株を出して増えますし、そのポリプがストロビラとなってエフィラ(稚クラゲ)を放出するときは1つのポリプから10匹ほど発生します。
そうするとすぐに何百何千もの数のエフィラとなります。
またクラゲ自身があまりにも外敵に対して無防備なので、恐らく長く生きることよりもたくさん発生して子孫を拡散させることを優先させているように思います。
クラゲを自宅で楽しむということは、広大なお花畑から数輪の花を持ち帰り、花瓶で楽しむのと同じです。
そのようにクラゲのひと時の姿を楽しんでください。そのクラゲが消滅しても悲しむことはありません。
なぜならその本体は必ずどこかで生き続けているからです。
そんな神秘的なミズクラゲの姿を自宅で観察しませんか?
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